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10 クローバーフィールド・レーン 感想・総評・ネタバレ

9

/10点満点

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あらすじ

全米公開2016年3月11日/日本公開2016年6月17日/SF/107分
製作:J.J.エイブラムス
監督:ダン・トラクテンバーグ
脚本:ジョシュ・キャンベル、マット・ストゥーケン、デミアン・チャゼル
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン、ジョン・ギャラガー・Jr.

目を覚ましたら、シェルターの中にいることに気付いたミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。その日から「きみを救うためにここへ連れてきた」と話すハワード(ジョン・グッドマン)、自らシェルターに逃げてきたエメット(ジョン・ギャラガー・ジュニア)の3人のシェルターでの共同生活が始まる。ハワードは、本当に信用できるのか?それとも別の目的がある悪人なのか?疑心暗鬼の中、共同生活が続いていく――。 ある日、ミシェルは必死にシェルターから抜け出そうと試みるが、「ドアを開けるな!皆 殺されるぞ!」と叫びながら制止しようとするハワード。ミッシェルはシェルターのドアまでたどり着く。ミシェルの表情が恐怖と驚きに満ちた表情に変わっていく。 シェルターのドア越し、彼女の眼に見えていた世界とは――?

感想

J.J.エイブラムスが関わっているということで気になっていた作品。
クローバーフィールドという名前がある通り、前作の宇宙人が襲ってくるパニックものというイメージで鑑賞しました。
でも実際始まって70分くらい(もっと?)ずっと軟禁ものの話。宇宙人が地球を襲っているという話はそれまでにちょくちょく出てくるけど、今地球は宇宙人に襲われているかもしれない、とかはっきりした情報はあえて観てる人には教えずに話が進んでいきます。ずっと引っ張って終盤20分くらいでやっと宇宙人が出てくる。わざと宇宙人関係なく軟禁パニックものに見せておいて、宇宙人は襲ってきてたっていうところがエイブラムスらしいなと思いました。

冒頭は映像と生活音だけの演出。ミシェルは婚約者と上手くいってなくて自宅から車で出て行くところから始まります。
ミシェルが車の運転中に後ろから追突されて、目が覚めたら足枷がついて鎖で繋がれていることに気づく。
ハワードっていうデブで髭面のおっさんに介抱してもらうが、自分が車の事故を見て助けてあげたという。外は爆発音や有害なガスが出てて危険だからしばらく地下シェルターで過ごさせてやるってことで、このシェルターの建設で関わったエメットという30歳くらいの男性も外の騒ぎでこのシェルターに避難してきた3人で共同生活が始まる。
ラジオは壊れているといい不信感が増したミシェルはシェルターから出ようと試みるが、失敗。シェルタードアの手前まで逃げれたが、外では有毒ガスを浴びたと思われる女性が助けを求めるのを見て断念。

シェルター内は施設は充実していて、ゲームや、映画、読書、ジュークボックス、食料も十分に備蓄しているので、ミシェルはハワードから着替えの服ももらい、思い思い過ごす。
ある日、ミシェルは本の間に挟まっていた写真を見つけると、その写真にはハワードと少女が映っている。少女はハワードからもらった同じTシャツを着ていることに気づく。ハワードにこの写真の少女は誰か尋ねると娘と答える。
エメットに写真を見せると数年前に行方不明になった自分の妹とわかる。そこでハワードは女性を誘拐し、軟禁している常習犯だと気づく。
そこからミシェルはエメットと協力し、脱出の作戦を立て、有毒ガス対策で簡易的なガスマスクを作り始める。
するとガスマスクの制作に必要なハサミやカッターなど隠し持っていることがハワードにばれて、2人に問い詰める。
エメットはミシェルをかばって自分が盗んだと答えると、ハワードは腰につけていた銃でエメットを殺してしまいます。
ハワードは死体の処理をするから、ミシェルに落ち着くまで部屋に居ろと指示。
ハワードがミシェルのいる部屋に入ってきたときは髯を剃ってきてて、もう邪魔者はいなくなったと近づいてくる。
襲われると思ったミシェルは電気スタンドでハワードの頭を殴り、作りかけのガスマスクを持って逃走。

エアダクトから機関室に行き、ガスマスクを着ける。機関室から外に出れたミシェルは外が何かの攻撃を受けたとかではなく、普通の畑が広がっていることに驚く。ガスマスクを取っても普通に呼吸ができる。外が危険と言っていたハワードの言葉が間違いだと気づく。
近くに止めてあった車(ガスにやられた女性の車)で逃走しようとするが防犯ブザーが鳴る。その音に気付いたのか遠くからUFOが近づいてくる。
やっとUFOが出てきた(笑)
ミシェルは近づいてくるUFOから身を隠そうと近くの小屋に逃げ込みます。中にはガスにやられたと思われる女性の死体を見つける。UFOから出てきた宇宙うじんが近づいてくるが、死体から車のキーを見つけ車の防犯ブザーを消す。
宇宙人は去っていくが、今度は大きいUFOが有毒ガスを出しながら近づいてくる。
ミシェルは作っておいたガスマスクをつけて、近くにあったもう一台のトラックを目指して走りだす。
UFOに追い越されあたりはガス一面になるが、ガスマスクのおかげで体に影響は出ていない。
トラックで走りだそうとするが、UFOに掴まれて、予告映像のシーンに。
UFO掴まれた車内にあったお酒の瓶に雑誌の1ページ剥ぎ取ったのを詰めて即席の火炎瓶を作り、UFOの口に投げ入れUFOを破壊(笑)
車を走らせてラジオをつけるとワシントンは無事だという放送が流れる。
看護師や宇宙人と戦闘経験のある人を歓迎しているという。
ミシェルはワシントンに向かって車を走らせているところで映画は終わります。

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