B'z松本孝弘ソロツアー Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage-ライブレポート
Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage-のライブビデオが9月21日に発売になるので、自分が復習する意味でも4月24日大阪城ホール(収容人数:16,000名)で参戦したライブについて書いていきます。今回のソロライブは4月6日に発売されたソロアルバム「enigma」が中心のツアーとなります。
ソロアルバム「enigma」とは
全体的な印象はフュージョン系の音楽があったり、ロックな曲があったり、ドラマチックで壮大な展開の曲の構成のインストゥルメンタルのアルバムになっています。ラリー・カールトンと一緒にアルバム作ってからジャズ色が強い音楽を作ってます。時代に合わせてというか、作る時期によって、いろんな曲のジャンルに手を出している感じです。「華(2002)」ではヒーリング系の音楽、「Strings Of My Soul(2012)」や前作の「New Horizon(2014)」からフュージョン色が強くなっています。松本さんの作る曲ではもっとロックでカッコイイ曲が聴きたいと思ってましたが、ちゃんと入ってます!#4の「Ups and Downs」。曲自体は単調ですが、ロックでカッコイイ曲になっています。これはライブで聴きたいと思いました。
ジャズは昔からtake fiveやspainを何度もカバーしてアルバムにもたくさん入っていて好きだけど、個人的にはもっとロックなのも聴きたいです。
波の音やエンジン音、雷や雑踏の音など、曲間に入っている各SEはライブでも演出で使われています。
サポートメンバー
Drums
John Ferraro
Bass
山下 昌良(LOUDNESS)
LOUDNESSのベースが参加。ギターの高崎晃さんは稲葉さんのソロシングル「羽」で参加しています。
Keyboards
小野塚 晃
Guitar
大賀 好修(Sensation)
B'zのサポートメンバーとしてもお馴染み。
セットリスト
オープニングSE:JAZZY BULLETS ~ Dream Drive
1.Dream Drive
バイクか車のエンジン音から始まるロックテイストな一曲。
2.enigma
アルバム「enigma」のタイトル曲。今回のツアータイトルはVoyage(旅、船旅、航海)という意味で、ステージバックにある大きなディスプレイにはでかい羅針盤が映し出されていました。航海の船出といったところの一曲。
3.Vermillion Palace
アルペジオから始まるカッコイイ一曲。TBS系番組「世界遺産」のメインテーマ曲にもなっています。
4.Step to Heaven
御堂筋BLUE(華(2002)の#5)みたいに哀愁ある一曲。
MC
「楽器が歌うインストゥルメンタルミュージック。最後まで楽しんでいってください。」
5.恋歌
華(2002)の#1に収録されている一曲。好きな曲です。
6.華
華(2002)の#3に収録されている一曲。こういう曲また作ってくれないかな。
7.Theme from Fist of the North Star ~The Road of Lords~
CD未収録の楽曲。バックのスクリーンには北斗の拳の映像。
8.Theme from ULTRAMAN
House of Strings(2004)の#11に収録されている一曲。ウルトラマンの曲がカッコよくアレンジされていて、好きな曲です。
9.THE THEME OF B.J.
CD未収録の楽曲。バックのスクリーンにはブラックジャックの映像。
10.THE WINGS
Strings Of My Soul(2012)から#9の一曲。B'zの43rdシングル「永遠の翼」のインストゥルメンタルアレンジです。バックのスクリーンにはタイアップ映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の映像。
11.99
公式ホームページ「House Of Strings」でリクエスト募集で採用された一曲。Strings Of My Soul(2012)、Thousand Wave(1988)、Thousand Wave Plus(1996)、Wanna Go Home(1992)にいろんなバージョンが収録されている人気の曲です。
12.Wanna Go Home
Wanna Go Home(1992)の#1に収録されている曲です。まさかライブでこれが聞けるなんて!
13.Hopes
ボーカルの入った爽やかな一曲です。松本さん自身もコーラスに参加してます。
14.Under The Sun
ギターの音色が心地いい、ボーカルの入った一曲です。こちらも松本さん自身もコーラスに参加してます。
15.Drifting
水の音色のSEから始まる壮大な展開の一曲。
16.The Voyage
今回のツアータイトル曲です。航海というイメージ通り、壮大な世界観の一曲。
17.Mystic Journey
TBS系「世界遺産」のEDテーマにもなっているフュージョンっぽい一曲。
18.Ups and Downs
カッコイイロックな一曲。これを聞きにライブに足を運んだと言っても過言ではない好きな曲です。「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」イメージソングにもなっています。
19.enigma ~epilogue~
神秘的な一曲。アルバムの最後を飾る曲となっています。こちらも松本さん自身もコーラスに参加してます。もうこれでライブ終わりかなっと思わせました。
MC
「どうもありがとうございます。今夜のショー楽しんでいただけてましたか?Voyageというタイトルは、長い旅というイメージで付けました。人生生きているといろんなことがありますよね。良い事も悪い事も受け入れて、長い旅を続けていこうじゃありませんか!先日、九州の地震で大変な被害がありました。僕のできる形でサポートしていきたいと思っています。みんなもみんなのできる形で、サポートしていくのが一番だと思います。こういう時こそみんなで力を合わせて助け合っていきましょう。ここで素晴らしい演奏をサポートしてくれたメンバーを紹介します。(松本さんが一人一人紹介)皆さん堪能していただけましたでしょうか?楽器が歌うのも悪くないでしょ?もうちょっとやっちゃおうかな!」
20.RED SUN~SACRED FIELD
大好きな曲です。RED SUNの原曲はすぽるとMEMORIAL〜Sweet and Tears〜に、SACRED FIELDはDragon From The West(2002)に収録されております。今回はHouse Of Strings(2004)のSACRED FIELD~RED SUN~GO FURTHERの短いバージョンです。会場は大盛り上がり!
21.GO FURTHER
高校の頃に聴いて、松本さんのインストにハマったキッカケの曲です。ライブビデオでこの曲のシーンを擦り切れるまで観ました(笑)そのせいでこのシーンになるとノイズが入るようになっちゃいました。
22.#1090 ~Million Dreams~
誰もが聴いたことのあるMステのテーマ曲。そのアレンジバージョンです。
感想・まとめ
ライブが始まって驚いたのが、ほとんどの曲でフライングV(Gibson Flying V Korina 50th Anniversary 2008 #8-8163)を演奏してるところ。松本孝弘はレポールのイメージだったので、フライングVを持っている姿は新鮮でした。
MCはほとんどなくて、曲をぶっ続けの演奏でした。松本孝弘の曲の世界を堪能できたのですが、時間も1時間半くらいだったので、もう終わったの?!もっと聞きたいと思わせるものでした。次のライブはいつになるのでしょう。次のライブも楽しみです。
見逃せないボーナストラック
DVD & Blu-ray「The Voyage at 日本武道館」にはBONUS MOVIEが収録されております。その内容は本編とは別アングルでTAKがギターを引いているところを観れるというもの。
手元のアップがじっくり見れるというわけです。ファンにはたまりません。こうやって弾いているんだー、とコピーしたい人など最適な内容になっております。なんで今までこういうの無かったんでしょう。ライブビデオ手元に届くのが楽しみです。