RX-8 プラグかぶり エンジンがかからなくなったときの対処と対策
2月の寒い季節、車(RX-8 SE3P)で出かけようとキーを回すもエンジンがかからない現象に遭遇しました。エンジンのスターターのセルは回るけど、全然点火してくれる気配がない。
これはRX-8のトラブルでよく聞くプラグかぶりか!?
RX-8はロータリーエンジンの構造上、ガソリンとオイルを燃焼室に入れているのが大きな原因のようでスパークプラグにオイルがかぶっちゃって点火しにくくなっている、つまりプラグかぶりが起きやすいのです。
エンジンがかかりにくくなった(プラグかぶり)になったときのためにデチョーク操作というのもあるけれど、そのときのことかディーラーにお願いしたときのことをまとめました。
エンジンがかからなくなった
週末ドライバーで1週間に1回くらいしかRX-8を動かしていませんでした。そのときは2週間くらい放置していたかも。
久しぶりに車を運転しようとキーを回し、セルが回るけどエンジンが回ってくれない。。。
何度も試すもセルの音がこだまするだけで反応しない。
デチョーク操作を試すものの
これはよく聞くプラグかぶりだと思い、デチョーク操作を試しました。
ちなみにRX-8の取扱ビデオにもやり方は紹介されており、7分26秒から説明は始まります。
手順は下記の通り。
- アクセルペダルを床までいっぱいに踏み込む
- アクセルペダルを踏んだまま、イグニッションキーをスタート位置まで回し、約7~8秒間スターターを回す
- エンジンスイッチをOFFの状態に戻す
この操作は燃焼室に燃料を入れずにエンジンを回し、溜まった未燃焼ガスを排出するという操作になります。つまりこの操作でプラグにかぶったオイルなどを排出するというものです。
アクセルペダルがもし床まで精一杯踏み込めなかったり、踏み込みが甘いと燃料が入っちゃうので、デチョークの意味がなくなるので注意です。
デチョーク操作×3、普通にエンジンを回す操作×1という手順で試していました。
この操作をかれこれ30分くらい格闘してましたが、エンジンかからず。。。
対応
レッカーでディーラーへ
バッテリーが弱まっているのか、他にも原因があるのか、プラグ交換が必要なのか、とかいろいろ調べてみたけど、プラグ交換だとジャッキアップして左前のタイヤを外してみたいなことできる設備ないし、自分だけでできることはありません。
ってことでディーラーに電話しました。レッカーで持って来てとのこと。結果、上の写真のようにレッカーされていきました。
やっぱりプラブかぶりでした。
ディーラーで診断してもらったら、予想通りプラグかぶりでした。なんでも燃焼室の1/4がオイルまみれだったそうです。
燃焼室とスパークプラグの清掃をしていただきました。スパークプラグは車検の時に交換しているので、まだ新しいってことで交換じゃなくて清掃で問題ないとのことでした。
ただし、アイドリングが不安定なので、燃料の噴射口?などを交換した方がいいとのことでので、そのようにしました。下記はそのときにかかった費用です。参考になれば。
かかった費用
はい、29,742円。約30,000円ね。はい、はい。
スロットルボデーっての高いのね。燃料の噴射口の交換したからこんなに高いのね。
プラグかぶり対策・チョイ乗り注意!
プラグかぶりはスパークプラグにオイルや未燃焼ガスがかぶっちゃっているのが原因です。暖かかったらプラグから剥がれそうですが、2月の寒い時期だったのでかぶりやすかったのもあるのかもしれません。
いろいろ調べてみると、エンジンが暖かくなってない状態(水温計が「C」に近い状態)でエンジンを切るとそのような状態に陥りやすいそうです。燃焼室が暖まってない状態でオイルなど固まりやすかったのかもしれません。寒い時期ならなおさら。
そこまで神経質にならなくてもいいと思うけど、RX-8はエンジン動かしだしたら水温計が真ん中付近までは暖めた方がいいかもね!
まとめ
今回は燃料の噴射口?の交換で結構なお金がかかりましたが、通常のプラグかぶりならこんなに取られることはありません。
ディーラーの人には、もしエンジンがかかりにくくなったら「セルを長めに回す」といいとのこと。エンジンが回りだしてもちょっとキーは回したままにしておくことがいいらしいです。普段はそこまでしなくてもいいかもしれませんが、そうしたらかかりやすいとおっしゃっていました。
あと、デチョーク操作はやりすぎるとバッテリーが弱まってきて、今度はセルモーターが回らなくなるからやりすぎない方がいいとも言ってました。デチョーク操作は連続やるんじゃなくて、休み休みでやった方が負担が少なくていいそうです。
きっとRX-8乗りなら1度は経験しそうなプラグかぶり、実際に遭遇したら厄介でした。もう遭遇したくないけど、今度はすぐにディーラーに持っていこ。