世界の果てまでヒャッハー!映画感想・ネタバレ ある意味今年一番かも
世界の果てまでヒャッハー!(原題:BABYSITTING 2/ALL GONE SOUTH)を観に行ってきました。
R15指定の下ネタ満載のノンストップアドベンチャーコメディというB級映画作品といってもいいかも。フランスでは8週連続No.1という記録を出したという話題の映画です。
下ネタ以外にもお約束のベタな笑いだったり入ってたし、笑えて面白かったです。ある意味では今年一番面白かった作品です。いろいろ貼られた伏線が最後につながっていく展開で、フランス版宮藤官九郎映画って感じの映画でした。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド」のように映画の中の演者の持っているカメラ(Gopro)の映像で物語が展開されていきます。
Contents
作品紹介・あらすじ
恋人ソニア(アリス・ダヴィ)の父親ジャン=ピエールが経営するブラジルの高級リゾート地のホテルに友人たちと訪れたフランク(フィリップ・ラショー)。 彼はこの旅をきっかけに父親に認められ、ソニアにプロポーズしようと計画していた。
ところが楽しいバカンスもつかの間、ソニアの祖母ヨランドの世話を押し付けられてしまう。
仕方なく彼女を連れてジャングルの秘境ツアーに出かけたフランクたちだったが、それきり音信不通に。
行方不明になったフランク、サム、アレックス、ヨランドたちが残したビデオカメラを見つけたソニアとジャン=ピエールは、ホテルの客や従業員の見守る中、手がかりを得るためにカメラの映像を見ることに。
そこには予想もしなかったトンでもないアドベンチャーが映り込んでいた...!
出典:http://www.hyahha-movie.net/
キャスト
主演も務めているコメディアンで俳優フィリップ・ラショーが監督、脚本も手がけています。
監督・脚本:ニコラス・ブナム、フィリップ・ラショー
- フランク / フィリップ・ラショー
絵本作家?「子守」という本を出版している。ちなみにこの映画の原題がBABYSITTING(子守)だから?
ソニアの父親に挨拶するため、友人たちと故郷のブラジルに向かう。そこでプロポーズすることを計画している。しかし、友人たちが起こすトラブルによって思いもよらない展開に巻き込まれていく。飛行機と喧嘩が苦手。 - ジャン=ピエール / クリスチャン・クラビエ
ソニアの父親。ブラジルのリゾート地でホテルを経営している。
自然保護の認定を取るために、ゴミの分別などに余念がない。 - ソニア / アリス・ダビッド
ジャン=ピエールの娘。 - アレックス / ジュリアン・アルッティ
フランクの友人。カメラ(Gopro)で撮影しているのはほとんどこの男。この男が抜けているというか、問題をよく起こします。
エステルが彼女。 - サム / タレック・ブダリ
フランクの友人。彼女はいないので、1人でこの旅行に参加している。 - エルネスト / バンサン・ドゥサニア
ソニアの従兄弟?ジャン=ピエールの甥。
CAで今回、ブラジルまでの飛行機を手配した。この旅にも同行する。
彼女はいるが、ほとんど一緒にいない。 - エステル / シャルロット・ガブリ
アレックスの彼女。この旅行にアレックスとともに同行している。
ネタバレ
フランク、その彼女のソニア。フランクの友人のアレックスとサム。そしてアレックスの彼女のエステルの5人はソニアの従兄弟?でCAのエルネストが手配してくれた飛行機でブラジルのリゾート地へ向かおうとしていた。
そのリゾート地にあるホテルはソニアの父が経営する高級ホテル。
出発した飛行機。
フランクはアレックスとサムをこっそり呼んで、用意した指輪を見せながら、この旅行でソニアにプロポーズをする決心を告げる。
アレックスがその指輪を手にとって見ていると、ソニアが背後から寄ってきたのに気づいて思わず口の中に隠す。するとその拍子で指輪を飲み込んでしまう。
フランクは指輪を出すようにいうが、完全に飲み込んでしまい、出すには時間がかかるというアレックス。
飛行機が到着し、船を乗り継ぎ、ソニアの父ジャン=ピエールが経営する高級ホテルに到着する一行。
エコ活動に熱心なそのホテルは翌日に自然保護活動が認められて、その認定の表彰式が行われる予定となっている。
フランクたちは父のジャン=ピエールと祖母のヨランドに挨拶を済ませる。
それから海辺のビーチで水上オートバイなど満喫するフランク一行。
ソニアがベンチに寝そべっていると、サッカーボールが頭に直撃する。
地元の子供たちが蹴ったボールが飛んできたようだ。
フランクがサッカーボールを拾い、子供達に蹴り返すが、ソニアの頭に再びあたり、どこかにボールが飛んで行ってしまう。
すると、子供たちの父親で、ホテルの従業員の男がそれに気づいて、クソ女とソニアに突っかかってくる。
フランクは喧嘩が苦手で、言い返してくれない。
するとソニアの父親ジャン=ピエールが駆けつけて、割って入ってくれた。
結局、サッカーボールは茂みの中で穴が開いて空気が抜けていたので、フランクが弁償することとなった。
翌日、ソニアとエステルがうつ伏せの状態でオイルマッサージをしているところにフランク、サム、アレックスがこっそり忍び込み、フランクがソニアにプロポーズをしようとしていた。
それに気づかないソニアは昨日のフランクが守ってくれなかったこと、このままでは不安だとエステルに愚痴る。
それを聞いたフランクはプロポーズを諦めて、こっそり3人で抜け出す。
意気消沈のフランクにサムやアレックスが励ますが、効果はない。
サムは午後に自然観察のツアーを予約しているからそれに行こうと誘う。
ソニアとエステルにも声をかけるが、昨日のことを怒っているのか、ビーチにいることにする、と断られる。
ツアーには3人だけで行こうとしたら、そこにジャン=ピエールが現れて、出かけるなら祖母のヨランドも連れて行って欲しいと申し出る。
ジャン=ピエールは自然保護の認定にヨランドがいたら面倒でできる間別のところにいて欲しいという考えでいた。
フランクたちはしょうがなくヨランドを連れて行くことを承諾。
出発のため、飛行機の離陸上に向かうフランクとサム、アレックス、エルネスト、そしてヨランド。
それから1日後、フランクたちは音沙汰がない。
心配になったジャン=ピエールは捜索依頼を出す。
すると、ジャン=ピエールはアレックスの回していたカメラ(Gopro)を拾う。
フランクたちの行方不明の手がかりはこのカメラにしかないと、ホテルの従業員、ソニア、エステルとともに映像を確認する。
映像にはフランクたちが飛行場に向うところから入っていた。
フランクたちが飛行機の離陸上に着くと、2人の美女がいた。
前日にサッカーボールを買うときにナンパした2人だった。
サムが誘っていた。だから強引にフランクたちをツアーに誘っていた。
飛行機は離陸し、洞窟のある近くの場所に向かった。
飛行機から降りて洞窟に向う途中、ツアーのガイドさんからこの島の現地人には危険だから気をつけること、現地人は歓迎の印に村長の妻をその夜寝取らせるとと、そしてこの地域の毒蜘蛛に刺されたら、半日で死に至ることを聞かされる。
洞窟に着いた一行。
ガイドにつれられ中に入っていくと、ガイドが穴に落ちてしまう。
助けようとするも、なんだかんだで全員服をなくして下着だけになってしまう。
穴に落ちたガイドを助けられず、置いて行く決断をした一行。
なんとか洞窟から抜け出し、飛行機に向う。
その道中でヨランドが川に流されてしまう。
ヨランドのことを諦めて飛行場に向うとヒョウ?に遭遇する。
すると、現地人の放った弾丸によってヒョウは殺され、フランクたちは助けられる。
現地人の村に案内されるフランクたち。
そしたらヨランドの姿もあった。
ヨランドは川に流されたものの、自力で川沿いに泳いで、現地の人に助けられたらしい。
それから現地人の歓迎を受ける。
怪しい薬でハイになったり、歓迎の証として、村長の妻とサムが一夜を共にしたり。
翌日、現地人の人たちの前で台に乗って感謝を伝えるフランク。
その映像を見て感動するジャン=ピエールやホテルの従業員たち。
フランクのスピーチが終わって台から降りると、焚き火の日が家に燃え移り火事になってしまう。
慌てて逃げるフランクたち。
15mの高さのあるところから川に飛び込んだりして飛行場にたどり着く一行。
現地人がすぐそこまで追いかけてきている。
みんな急いで飛行機に乗り込む。
ヨランドはカートにところに行き、荷物を取りに行っている。
飛行機が動き出しているので、ヨランドは乗り遅れる。
必死でカートに乗りながら飛行機を追いかけるヨランド。
サムとフランクが飛行機を降りてヨランドを助けようとする。
飛行機を止めて、3人が乗り込むまで待ってから出発、離陸する。
間一髪で現地人の追っ手から逃げ出せた一行。
飛行機の操縦をしたことがないエルネストは誤って燃料を排出してしまう。
飛行機が飛べなくなる。
慌てて全員パラシュートを装着。
ヨランドのパラシュートの紐が壊れているとかで、フランクが自分のパラシュートと交換する。
全員慌てて飛行機からダイブしていく。
気を失ったエルネストは男性器を全開で落ちていく。
パラシュートは自動で開くらしい。
全員無事に着地でき、助かる。
サムはナンパで連れてきたモデルの女性の気を惹こうと食料をアレックスと調達にいく。
するとじつはジャン=ピエールのホテルのすぐ隣のビーチにいたことがわかる。
サムはモデルの女性の気がひけるまでアレックスにこのことは秘密にしておいてくれとお願いする。
アレックスもそれに了解する。
ホテルの施設の中にある冷蔵庫から食料を調達し、
サムとアレックスはバスローブ?タオル?で顔を隠しながら、フランクたちのいるビーチに向う。
その途中にアレックスはエステルとぶつかりカメラ(Gopro)を落としてしまう。
カメラはジャン=ピエールの部屋の入り口を映していた。
その部屋から出てきたのは自然保護の認定員の人の奥さんだった。
ジャン=ピエールは認定員の奥さんと不倫していた。
そしてその不倫相手と別れてから、カメラ(Gopro)に気づいてみんなとその映像を見ることとなる。
全員無事に帰ってくるが、なんだかんだあってみんなから避難を浴びる。
フランクはジャン=ピエールやヨランドから第一印象は良くなかったが、パラシュートを交換した行為はなかなかできることじゃないと認められる。
最後は現地人の祭祀を務められながら、無事にソニアとの結婚式をして終わり。
感想
なんで邦題のタイトルを「世界の果てまでヒャッハー!」にしたんだろう。日テレの人気番組世界の果てまでイッテQと千葉の非公認ゆるキャラのフナッシーを掛け合わせたようなタイトルです。世界の果てまで行ってません。ブラジルのリゾート地に行っただけです。
海外で旅して起きるトラブルみたいなことしかかかってないと思う。紛らわしいし、変に間違うしちゃうので、原題のまま「ALL GONE SOUTH」の方がヒットしそうな気がします。
ほんとに馬鹿げた映画で何にも考えずに、ただ楽しむために観に行くような映画です。とにかく笑いたい!という人にオススメです。お笑いのお約束みたいなベタな笑いもあったり、アレックスがとことんミスするんです。期待通りのボケをかまします。おばあちゃんのキャラが強烈で笑えます。おばあちゃんがカートに乗って、滑走路を走るシーンは見ものです。笑える箇所が多すぎて1つには絞れませんが、ベタにフランクが蹴ったサッカーボールをソニアにぶつかるところは油断してたのもあってか、声を出してしまいました。
あとフランクの作品である絵本の表紙に「子守」と日本語の漢字で書かれていたのが気になりました。どういう内容なんだろう。なんで日本語?この映画の原題がBABYSITTING(子守)なので、それに掛けているのかな?
スカイダイビングのときにエルネストの男性器が思いっきり映ってたと思うんですが、あれはあれでよかったのか?風になびくさまが脳裏から離れないんですが。だからR15指定なのかな。
あと劇場ではこの映画にちなんだ「アドベンチャーソーダ」なるものが売られていますので、気になってる方は注文してみてもいいのでは。