スターウォーズ9が残念な理由 矛盾?新世代向けでこれまでの設定は切り捨て?
エピソード9でスカイウォーカー・サーガというか、パルパティーン・サーガとも言えるシリーズが完結した新三部作のJJエイブラムス版「スターウォーズ」。
ディズニー制作に変わったので、旧シリーズを「あったかもしれない」という"レジェンズ"という位置付けをし直して制作されたので、これまでの設定などは謎というか、無視しているところもありました。
新しい世代向けにスターウォーズを作り直すということで、古いファンは切り捨てるという方針は理解できるのですが、ちょっと残念だったので、そこら辺のことを書きました。
Contents
ダースベイダーのお面はどこで手に入れた?
結局、エピソード7~9の中でダースベイダーのお面をどうやって手に入れたのか明かされませんでした。
「エピソード6/ジェダイの帰還」で死に際、アナキン・スカイウォーカーに戻ったダースベイダーはルークの腕の中で息を引き取ります。
その後、衛星エンドアでベイダーの遺体と共に装甲服やヘルメットは火葬されました。
そのときにヘルメットの残骸は残ったようです。
ベン・ソロ(カイロ・レン)が衛星エンドアへ行き残ったヘルメットを回収したのか、ルークやレイアが持っていたのを奪ったのか、謎のまま。
衛星エンドアに行ったとしたらイウォークが守っていたかもしれないから、そうであって欲しい気もする。
ルークのライトセイバーはどこで手に入れた?
エピソード5で惑星ベスピンで落としたはずのライトセーバーがなぜ女海賊マズ・カナタが持っていたのかも結局、謎のままでした。
このライトセーバーは元々、ジェダイであったアナキン・スカイウォーカーのものであり、ルーク、そしてレイの手へと渡ります。
その後、「エピソード7/フォースの覚醒』で、惑星タコダナのマッツ城地下の木箱に収まっていました。
- エピソード3
火山惑星ムスタファーでの対決を経て、オビ=ワンの手に渡る - エピソード4
オビ=ワンからルークに手渡される - エピソード5
惑星ベスピンのティバナ・ガス採取コロニー”クラウド・シティーでのルークとダースベイダーの対決において、右腕ごと斬り飛ばされ、そのまま排気シャフトを落下してしまい、その行方はわからなくなった
この惑星ベスピンという星はガスの星。そのガスの中に落としたのに、どうやってマズ・カナタが手に入れたのか不思議です。
しかもこのガスは爆発物にも使われるガスなのだとか。
紅の海賊サイドン・イサノがルークのライトセーバーを回収したと噂されていますが、いつか「マンダロリアン」とかのサイドストーリーとかでそのエピソードが語られて欲しいです。
デススターの破片って残ってたの?
帝国軍の決戦兵器デススターは、スターウォーズシリーズにおいて、2度に渡り、完全破壊されてしまいます。
このデススターは惑星ジオノーシスのジオノージアンが設計し、直径は120キロの球体になります。第二デススターの直径は160キロ。とてつもなくでかいです。
エピソード9で登場したデススターの破片があんなでかいのが残ってるのはおかしい。
ヤヴィンの戦いで第二デススターはランド・カルリジアン将軍が操縦するミレニアム・ファルコンによって破壊されました。
木っ端微塵になったはずのデススターだったのに、皇帝の部屋がそっくりそのまま残っているというおかしな状況です。
不思議だね。
でもあの破片はちゃんと残っていたのかな?過去作を見直す必要がありそう。
そういえば第2デス・スターが破壊された時、一つだけ粉々になってない大きな破片があったんですが pic.twitter.com/Qe16rOKNAy
— Fordo (@ImowtForce) April 12, 2019
ゴールデン・ダイス問題
エピソード8でルークがフォースによって作り出していたことが判明したハン・ソロのゴールデンダイス。
カイロ・レンとルークの戦いの後、ルークがフォースと一体になり、ゴールデンダイスも消滅しました。
ルークはずっとカイロ・レンとの戦いの中、フォースで創り出していました。
突然のフォースの使い方に整合性が取れていないような印象をうけますが、このエピソード8の監督はライアン・ジョンソンで、エピソード7、9の監督はJJ・エイブラムスで変わってます。
ディズニー側がJJ・エイブラムスからライアン・ジョンソンに変えちゃったんです。
それからまた不評ってことでJJ・エイブラムスに戻したけど。もうむちゃくちゃ。
ゴールデン・ダイスとは?
このダイスは“コレリアン・スパイク”と呼ばれるルールのサバックに用いられ、ゾロ目が出たらカードをシャッフルすることになっていた。
密輸業者ハン・ソロが惑星コレリアから脱出した際、このダイスは彼の恋人であるキーラの手に渡り、しばらくのあいだ彼女が所有していたが、再会後に再びハンのもとに戻った。ハンは13 BBY以前からこのダイスを所有し、幸運のお守り代わりにしていた。
スノークのクローン失敗作
シスの要塞がある惑星エクセゴルではシスの信者たちによってパルパティーン皇帝が復活していました。
さらに、この要塞の中には他に、スノークのクローンの出来損ないみたいなのが大量にいました。
パルパティーン皇帝のクローン?はうまくいったのに、なんであんなにスノークの失敗作がいるの?
シスのルーン文字
シスのルーン文字に対してプロテクトがかけられているのが不思議。
そもそもなんでC-3POがシスのルーン文字を読めるようになっているのか。
単純にシスのルーン文字は読めないって設定でいいやん。
翻訳ドロイドだけど、なんでそこまでサポートしているのか。
なんだか余計ややこしくしている印象を受けます。
ストームトルーパーの逃亡兵って設定
ストームトルーパーからの逃亡兵って設定はいいけど、子供から誘拐して、洗脳してるのに何でそこから逃亡者が出るんだろう。
指導者は無能??
完璧じゃないってことにしたいのだろうけど、何かの裏設定があるのかな。
シスの惑星エクセゴルに来た味方達
エピソード8で助けてくれなかった仲間が、エピソード9の最後にシスの惑星エクセゴルに来てくれました。
どうやって来たの?
数分前はシスの惑星エクセゴルに来るのは困難だって言ってなかったっけ?
民間機までも来てくれたけど、戦力になる?体当たりしかできなくね?
大量のスターデストロイヤー
デススター建設のときもそうだけど、材料はどうやって集めたの?
あんな巨大なものを大量に作るのに原材料をどうやって、惑星エクセゴルに集めたのか不思議。
それに「シールドが張れないうちに攻撃するぞ!」と息巻いていたけど、スターデストロイヤーが地面を突き破って登場していました。
シールド張らなくてもめちゃくちゃ硬いのでは?
最後のキスシーンいる?
ベン・ソロとレイがキスする必要ある?
まったくの謎。
同人作品?ファンが作った映画みたいな印象になってしまう。J・J・エイブラムスが寄せてくれたの?よくわからん。
最後の惑星タトゥイーンのシーン
アナキン・スカイウォーカーが奴隷として育ち、母が殺された惑星タトゥイーン。
ルークも育った星だけど、タトゥイーン星のことをハン・ソロに「何もない星。」と言ってたし、よく思っていない星です。
そんなタトゥイーンにルークとレイアのライトセーバーを残していくところで完結しましたが、レイアに至っては惑星タトゥイーンと関係がありません。
なんでタトゥイーンのシーンを最後にした!
エピソード6の最後、エンドアの戦いでが行われた衛星エンドアにライトセーバーを持って行ったほうが、納得できる。
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感想・まとめ
ジョージ・ルーカスが完結させた「スターウォーズ」をディズニー制作として続編が制作された新三部作。
ディズニーはこれまでのストーリーを”レジェンズ”、これからの2015年制作以降のストーリーを“正史”として位置づけをし直しました。
つまり、「スターウォーズ」というプラットフォームを利用した壮大な同人作品に作り直すといってもいいというもの。
整合性は無視して、今までの連続性を無視する設定で、完全に今の若い世代に向けた映画作品作り。
大筋が決まってなく制作されたとも考えられる新三部作になったしまった印象です。
これからの「スターウォーズ」としての作り方としていいんだけれど、昔のファンは置いてけぼりなところがあって、少し残念でした。
ジョージルーカスが作った最低限の設定はちゃんと作って欲しかった。
クリエーター側とディズニー側のプロデューサー、キャスリーン・ケネディが監督を変えさせたり、シナリオを変えさせてりしているみたいのなので、そういう結果になってしまったのかな。
あと、話の展開も次の場面でどうとでも取れるような作り方も気になりました。
チューバッカが連れて行ったと思われる船が爆破したり、ベン・ソロが穴に落ちたり、というシーン。
このあと、チューバッカはじつは別の船に乗ってました、とか、ベン・ソロはそこに落ちずに穴から脱出しました、とか。
まるでゲームブックというか、海外ドラマの作り方。
一番最後に次の展開が気になる終わり方をすることがあるけど、それが途中で何度もあったのが残念。
ネット情報だと、シークレットの試写が5,6回行われたそうで、そのたびに話の展開が変えられたようです。
だからそういう作品になったのか、と納得でした。
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文句言ってるだけじゃんww
宇多丸と高橋ヨシキが話してた事を書き写しただけじゃん。
もっとオリジナリティのある記事書けよ。
なんだかんだで面白かったけど、エンドアの戦いの100年後くらいの設定とかならよかったのかなー。