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アドアストラ 映画ネタバレ感想 予告がピーク?ヒューマンドラマだった

アドアストラ 映画ネタバレ感想 予告がピークだった?

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

宇宙の彼方へ父親を探しに行く大作映画「アド・アストラ(原題:Ad Astra)」を観に行ってきました。
ブラピにトミー・リー・ジョーンズも出るし、地球外生命体を探しに43億キロ離れた海王星に行った父親を探すという宇宙モノのテーマで期待を膨らます予告で楽しみに観に行ってきました。

ブラピが演じる冷静さを失わない、冷静沈着な主人公ロイの主観で物語は進み、終盤まで父親がどうなっているのかも語られないまま物語は進んでいきます。地球外生命体はいるのか?海王星に行った父親はどうなっているのか?
特にブラピの演技に最後まで引き込まれましたが、期待しすぎたせいか、ちょっと肩透かしな感じを感じました。
詳しくはネタバレで。

2019年製作/123分/アメリカ
原題:Ad Astra
配給:20世紀フォックス映画

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作品紹介・あらすじ

地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。
しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。
時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。
さらに、尊敬する父が太陽系を滅ぼしかねない「リマ計画」にかかわっているという。
危険な実験を抱えたまま姿を消した父を捜すため、ロイも宇宙へと旅立つが……。

出典:http://www.foxmovies-jp.com/

 

キャスト

監督・脚本・製作は「エヴァの告白」のジェームス・グレイ。
共同脚本に「FRINGE/フリンジ」(10~12)のイーサン・グロス。
製作にブラッドピットの制作会社PLAN Bの社長を務めるテデ・ガードナー,p.g.a.。
映像監督には「ダンケルク」や「インターステラー」のホイテ・ヴァン・ホイテマ。

  • ブラッド・ピット / ロイ・マクブライド
    エリート宇宙飛行士。
    英雄だった父、H・クリフォード・マグブライドに憧れて宇宙飛行士の道を選び、国際宇宙アンテナの製造チームを率いている。
    仕事に人生を捧げた父親を崇拝してきたが、一歩で父親は家族によそよそしく、ロイはいつも孤独を感じていた。
    突然、父が冷えたショックで、さらに心を閉ざすようになったロイは、人との関係をうまく築けない大人になり、恋人のイヴも離れて行ってしまう。
  • トミー・リー・ジョーンズ / H・クリフォード・マグブライド
    ロイ・マクブライドの父親で「リマ計画」の司令官。海王星に地球外生命体を探索に出て、16年後に消息を絶つ。地球外生命体の存在を確信している。
  • ルース・ネッガ / ヘレン・ラントス
    火星にある宇宙軍の基地の責任者。両親も「リマ計画」に参加しており、クリフォードによって両親を失う。
  • リヴ・タイラー / イヴ
    ロイの恋人。ロイが心を閉ざすようになり、距離が離れてしまう。
  • ドナルド・サザーランド / トム・プルイット大佐
    H・クリフォード・マグブライドの旧友。月までロイと同行する。

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アド・アストラ ネタバレ

サージ発生

少し先の未来。
人類は地球外生命体との出会いや豊かな資源を求めて、宇宙へと旅立っていた。
ある時、巨大な”サージ=電気嵐”が地球を遅い、各地で火災や飛行機の墜落事故を引き起こす。

国際宇宙アンテナの製造チームを率いていた宇宙飛行士のロイ・マクブライド少佐はアンテナの外で作業をしているところ、サージにより発生した宇宙アンテナの爆発に巻き込まれて、吹き飛ばされてしまう。

そのまま地球へと落下していくロイ。
意識は失わず冷静に対処し、宇宙服に装備されているパラシュートを広げて無事に地球に着地。無事に生還する。

 

父に関する極秘情報

回復したロイはアメリカ宇宙軍の上官から呼び出され、信じがたい”極秘情報”を告げられる。
初の太陽系外有人探査計画、通称”リマ計画”の司令官で、探索に出発してから16年後に消息を絶った父、クリフォードが生きているという。

しかも軍は世界中の混乱に陥れた”サージ”は、父が海王星周辺で行なっている実験のせいだと言います。
さらに、このままでは太陽系のあらゆる生命が滅びてしまうと主張します。

英雄と言われる宇宙飛行士だった父に憧れて、冷静沈着で優秀な宇宙飛行士となったロイに軍は、サージの影響を受けない「火星の地下の基地から父に通信せよ」という極秘命令を与えます。

 

地球から月へと向かう

アドアストラ 映画ネタバレ感想 予告がピークだった

(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

地球の基地から月へと向かい、そこからさらに火星の基地へと向かうこととなります。

地球で幼いころのロイを知るクリフォードの旧友のプルイット大佐がロイに同行することとなります。
プルイット大佐にはクリフォードと対立してリマ計画から外された過去がありました。

 

プルイット大佐からのメッセージ

月の空港へと到着したロイとプルイット大佐の一行。
月の空港から火星へ向かうための宇宙軍の施設と向かうこととなりますが、月では地球各国から移住した人々が、資源をめぐる争いを繰り広げていました。

ロイとプルイット大佐は月面車で護衛をともなって、火星行きの宇宙船ケフェウス号の発射基地に向かうが、国境もない無法地帯であり、略奪者たちに囲まれて護衛は全滅してしまいます。

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(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

プルイット大佐も不整脈を起こして手術が必要になり、火星まで同行することができなくなってしまいました。
別れ際にプルイット大佐は「軍は君を信用していない」と警告し、メモリーカードをロイに渡します。

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(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

月から出発し、火星行きの宇宙船ケフェウス号の中でプルイット大佐から受け取ったメモリーカードの中を見るロイ。
そこには「ロイからの通信にクリフォードが応じなければ、宇宙軍はリマ号を破壊する予定」という情報が入っていました。

 

救難信号で寄り道

火星へと向かうケフェウス号が別の宇宙船からの救難信号を受信します。
ロイは「寄り道している暇はない」と火星へと向かうように言いますが、決断権のあるケフェウス号の船長は救難信号を出している宇宙船に向かうことを決めます。

船長と共に救難宇宙船に乗り込むこととなるロイ。
その救難宇宙船の中で調査する船長は実験動物の猿に襲われてしまいます。
船長はヘルメットを破壊され、顔を損傷し、意識はありません。

ロイはかろうじて船長の体をかくまいながら別のピットに移動。
猿がいるピットを閉じて、気圧を操作し、猿を殺しました。

ロイは船長を運んでケフェウス号に戻るが、船長は亡くなっていました。
波乱に満ちた飛行の中で、ロイは父が消えたショックで、さらに心を閉ざすようになったロイは、人との関係をうまく築けない大人になり、深く愛し合っていたはずの恋人のイヴも離れてしまったことを振り返ります。

 

火星から父へメッセージ

火星に着く直前に再びサージが発生し、オートでの制御ができなくなるケフェウス号。
ロイは咄嗟の判断でマニュアルに操作を切り替え、火星に無事に着陸します。

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火星の地下基地でロイは父に向けて通信するが、反応はありませんでした。
”軍に利用されている”と感じたロイは2回目の通信では軍の用意した文章を無視して、自分の言葉でメッセージを送ります。

ミュージカル映画を見た思い出や父に憧れて宇宙飛行士になったことを話すロイ。
録音ブースの外で明らかに何かの反応があったかのように何か話している宇宙軍の司令官。

ロイは「何か反応が帰って返ってきたのか」尋ねますが、「何も反応はなかった」と言われてしまいます。
ロイは極秘任務から外され、地球へ帰還するようにいわれました。

常に冷静沈着なロイは、父からの反応が気になり、宇宙船へ乗り込む際に必要な脈拍やメンタルテストに合格しません。
休憩部屋へで休むロイのもとに接触してきたのは火星地下基地の責任者である長官ヘレン・ラントスでした。

 

リマ計画の被害者

火星に生まれ地球には一回しか行ったことがないヘレン・ラントスが心配しているのは”サージから火星の住人を守る”こと。
ヘレンによるとケフェウス号が核爆弾を積んで海王星に向かうといいます。

ヘレンは自分の両親がリマ計画に参加していたこと、そしてロイの父クリフォードのいたリマ号で起きた反乱の鎮圧の際に両親は亡くなったと話します。
そして軍がクリフォードを行方不明として処理した事実も明かします。

ケフェウス号に乗りこもうとするロイをヘレンは車で近くまで送ります。
ロイは地下水を通り、自力でケフェウス号に乗り込みます。

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ケフェウス号に潜入

発射直前にケフェウス号に潜り込むことに成功したロイ。
ケフェウス号の出発後、姿を現したロイ。
ケフェウス号の3人のクルーはロイを始末するように命じられ、不幸な事故により全員命を落とします。
ロイは自分一人で使命を果たすと司令部に連絡して通信を断ちます。

 

父との再会と別れ

ロイは海王星付近でリマ号を発見します。
ケフェウス号についている小型探査船に乗り換えてリマ号に近づくロイ。
探査船が隕石に衝突した影響か、リマ号が正常に作動しないのか、ドッキングできず探査船を放棄して単独でリマ号に入り込みます。

リマ号に核爆弾を設置したロイ。
そのロイにクリフォードが呼びかけます。

クリフォードは「最後の反乱者がサージを発生させた」といいます。そして今ではたった一人の乗組員となってしまったクリフォードには「サージを止める術がなかった。」と言います。
知的生命体発見の夢を未だに捨てないクリフォードはロイに二人でリマ計画を続けようと誘うが、ロイは「一緒に地球に帰ろうと」言いました。

リマ号に仕掛けた核爆弾を3時間後に爆発するようにセットするロイ。
ロイはリマ号の精密に記録された海王星のデータを回収し、クリフォードと一緒にリマ号から外に出ます。

ですが、地球への未練をもたないクリフォードはロイに抵抗し、宇宙服の推進装置を使って、ケフェウス号とは離れる方向へ宇宙空間と飛ぼうとします。
命綱のフックでつながれたロイはロイ号と父のクリフォードに引っ張られてしまいます。
二人とも宇宙空間をさまよいます。

父親の命綱を引っ張り引き寄せるロイ。
クリフォードは命綱を外すにように言い、ロイはそれに従います。

 

地球へ帰還

地球へ帰還すると決断したロイは、宇宙服の推進装置を使って、リマ号に戻ります。
そしてリマ号のアンテナの板を外して盾にし、海王星の輪っかの隕石を防御しながらケフェウス号に戻ります。

ロイはリマ号の核爆弾の爆発する衝撃を利用してケフェウス号を地球へと向かいます。
そして、父の遺した海王星の研究データと共に地球に帰還しました。

アドアストラ 映画ネタバレ感想 予告がピークだった

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カウンターでコーヒーを飲むロイ。そこにイヴがロイに会いに歩いてきます。
ロイは地球で生き、人を愛し続けると決意したのでした。

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エンドロール後

特に何もありませんでした。

 

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「アド・アストラ(ad astra)」の意味・由来は?

アド・アストラ(ad astra")」は「星々(天界)へ向かって」という意味です。

"ad" はラテン語の前置詞で英語の "to" や "on" や "for" に相当します。
"astra" はラテン語で「星」を意味する "astrum" の複数形で、「複数の星」という意味です。 そこから転じて「天界」という意味も持ちます
"ad astra" は英語で言えば "to the stars(星々へ)" となります。

 

「リマ計画」とは?

アメリカ宇宙軍の極秘任務で初の太陽系外有人探査計画、通称「リマ計画」。
司令官にはロイの父親、H・クリフォード・マグブライド。
海王星に地球外生命体を探しに行く有人探査計画でした。何も生命体の形跡が見つからないので、乗組員のクルー達が地球への帰還を提案するもそれを許可しないクリフォード。
宇宙船内でクーデターが起こり、クーデターの他のクルーも犠牲にする生命維持装置を止めるという対処をするクリフォード。
その後、帰還を計画するクルーが逃げる時に起こしたのが”パージ”でした。生き残ったのはクリフォードのみとなりました。

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感想・まとめ

公開初日にレイトショーで観に行きました。
レイトショーだからか、20人もいなかった。

人気ないのかなー。期待感煽る予告だったので期待したけど、肩透かし感のある映画とも感じました。
ヒューマンドラマとしての映画としては面白かったのかな。

地球外生命体を探しに行ったクリフォードが海王星で見つけたのは、どれも生命体の存在を証明しないデータでした。
結果的に地球外生命体は出てこないという、現実的な展開でした。

宇宙空間で銃を撃っていたけど、科学的に可能なみたいですね。銃弾には”酸化剤”が入っていて、可能なそうです。

映画観た後に、パンフに載っているグレイ監督のプロダクションノートを読むと、「これまでのスペースアクションとは正反対の作品を作りたかった。もっとリアルな未来を描いた作品だ。」とコメントされています。

さらにリサーチを徹底的に行ったというグレイ監督「。科学、未来、事実に近いものになった。」という通り、現実的な結末となりました。

この「アドアストラ」ではロイの人間的な変化も印象的でした。
映画の前半は孤独でいようとするロイでしたが、途中で父のような人間になっていることに気づき、人間性を失った人にはなりたくないと思い、地球に戻る決心をします。
宇宙をテーマにした作品でしたが、一人の成長を描く話かな。

映画の当初は「リマ計画」の地球外生命体探索の話かと思いきや、後半は父親との親子愛やロイの心境の変化を描く物語。
地球外生命体が絡むのかと最後まで期待したけど、期待はずれなのはそんなところ。

眠くなったという感想も見るけど、確かに静かで単調な展開で進んで行くので、悲しいかなそういう人も出て切るのも納得です。

やっぱ宇宙モノの作品ではダントツ「インターステラー」が面白かったな。

 

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ブラピの演技最高でした!引き込まれた!

だけどもうちょっとSF寄りでもよかったかも。

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