GODZILLA 星を喰う者(アニゴジ3) アニメ映画ネタバレ・感想 救いがない?
ゴジラのアニメ映画三部作完結篇の最終章「GODZILLA 星を喰う者(通称:アニゴジ)」観に行ってきました。
予想してた展開とちょっと駆け足の印象でした。
今回も中盤ちょっと眠たくなった。エンドロール後は少しありました。
詳しくはネタばれで。
作品紹介・あらすじ
2万年をかけて進化した最大のゴジラ=ゴジラ・アースと、ゴジラから地球を取り戻すべく戦う人類の壮絶な戦いを描く。
武装要塞都市「メカゴラシティ」を起動させてゴジラ・アースに挑んだハルオたちだったが、その過程でガルグやベルベらビサイルドたちと人間たちとの間に亀裂が生じる。
また、ハルオはゴジラ・アースに勝てる唯一のチャンスを捨ててしまい、かつてない敗北感に襲われる。
その一方で、エクシフの大司教メトフィエスは、ある秘めた目的のため信者を増やしていた。
やがてゴジラ・アースに太刀打ちできるものがいなくなった地球に、金色の閃光をまとった「ギドラ」が降臨する。
出典:http://godzilla-anime.com/intro/
キャスト
監督は劇場版「名探偵コナン」の静野孔文さんと「亜人」の瀬下寛之さん。
脚本は「魔法少女まどか☆マギカ」や「PSYCHO-PASS サイコパス」の虚淵玄さん。
音楽は「ゴジラ2000 ミレニアム」の服部隆之。
制作は「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」の3DCGスタジオ、ポリゴン・ピクチュアズ
- ハルオ・サカキ / CV:宮野 真守
人類/日本人。大尉。
両親の敵であるゴジラに強い復讐心を抱くも、〈ゴジラ・アース〉に仲間を殲滅され、自らの選択が正しかったのか迷い始める。 - メトフィエス / CV:櫻井 孝宏
異星人「エクシフ」。軍属神官兼中佐(エクシフの宗教階級では大司教)
ハルオのよき理解者で、軍属神官。
〈ゴジラ・アース〉の登場に全く動じず、「破壊の王よ」と讃えるかのような一面を見せるも、その真意は不明。 - マイナ / CV:上田 麗奈
「フツア」の巫女の一人。
妹のミアナと違い、人類に対して警戒心を抱いている。 - ミアナ / CV:上田 麗奈
「フツア」の巫女の一人。
姉のマイナよりも好奇心旺盛で、殲滅された部隊からハルオを救出する。 - アダム・ビンデバルト / CV:梶 裕貴
人類/ドイツ人。少尉。
ハルオを慕う若手士官。
先の対ゴジラ戦ではホバー部隊を率いて前線で陽動作戦を成功させ、ハルオの立案した揚陸艇作戦も見事に遂行した。 - マーティン・ラッザリ / CV:杉田 智和
人類/イタリア系アメリカ人。少佐。
好奇心旺盛な軍属の環境生物学者。
“人類の子孫”とされる「フツア」に人一倍興味を示し、彼らとの積極的なコミュニケーションを図ろうとする。 - ウンベルト・モーリ / CV:堀内 賢雄
人類/イタリア人。大将
移民船アラトラム号の船長で「人間」の代表。
意思決定機関である中央委員会を掌握できず、〈ゴジラ・アース〉の出現という危機に直面し重大な決断を迫られる。 - ユウコ・タニ / CV:花澤 香菜
人類/日本人。曹長
祖父の元でハルオと幼少時代を共に過ごす。
先の対ゴジラ戦では、ハルオと共にパワードスーツに乗り、戦績を上げる。
フツアの存在には警戒している。 - エンダルフ / CV:山路 和弘
異星人「エクシフ」軍属神官兼中将(エクシフの宗教階級では枢機卿)
「エクシフ」の族長を務める穏健派の聖職者。
メトフィエスの上官に当たるが、教団の運営は実質的に一任している。 - ムルエル・ガルグ / CV:諏訪部 順一
異星人「ビルサルド」中佐・技術士官
強靭な体を持つビルサルト人の中でも一際立派な体格を持つ。ハルオの「対ゴジラ戦術案」の科学的根拠の裏付けを行う。 - エリオット・リーランド / CV:小野 大輔
人類/イギリス人。大佐
地球降下作戦の総司令。ゴジラ討伐による権力交代を狙っている。 - リルエル・ベルベ / CV:三宅 健太
異星人「ビルサルド」少佐・軍事教官
ベテラン軍人でハルオたちの軍事教官を務める。 - ハルエル・ドルド / CV:中井 和哉
異星人「ビルサルド」中将
「ビルサルド」の族長。
どんな場面においても感情を表に出さず、冷静沈着な懐疑主義者。
GODZILLA 星を喰う者 ネタバレ
前作を少しおさらい
残骸を構成するナノメタルを使って武装要塞都市メカゴジラシティを起動させ、ゴジラ・アースに挑むが、この作戦の中、かねてより共存してきた異星人種族の一つビルサルドと人間たちとの亀裂が表面化する。
ビルサルドのリーダー・ガルグの「ゴジラを倒すならば“ヒト”を超えた存在へ」という信念に対し、ハルオは「怪獣を倒すために自らも怪獣になってはいけない、“人”として打ち勝つべき」という信念を捨てられなかった。
ゴジラ・アースを倒す唯一のチャンスを捨て、ハルオはガルグを葬ってしまう。
一方、ハルオの幼馴染であるユウコはビルサルドによる人体の強制ナノメタル化により、脳死状態に陥ってしまった。
人間たちに敗北感と虚無感が広がる。
ハルオを英雄として祭り上げる
メカゴジラシティの陥落後、ユウコは脳死状態と判定され、ハルオは自らの選択の結果に打ちひしがれる。
一方、宗教種族エクシフの大司教・メトフィエスは、ハルオが戦いに生き延び、ナノメタルの侵食を受けなかったのは神の加護によるものだと説き、ハルオを神に選ばれた英雄と祭り上げることで、メカゴジラシティの敗北で絶望した生存者たちの大半を信者に引き込むことに成功する。
それはエクシフが秘め隠してきた“目的”のためだった。
ハルオは、自らを含む幾人かが侵食を免れたのはフツアの治療によるものであると訴えるが、メトフィエスはそれを承知の上で信者を増やし、自分たちが崇める神を呼び出す準備をしていることを告白する。
ハルオの極刑?
ハルオのメトフィエスへの不信感が募る中、アラトラム号ではメカゴジラシティの一件によって種族間の対立が深刻化する。
ビルサルドは実力行使でアラトラム号の動力室を占拠し、同胞を殺めゴジラ撃滅の好機を逃したハルオの極刑を要求する。
その情報を受け取ったハルオは、マーティンの提案で対立が鎮静化する時間を稼ぐために敢えてフツアの隠れ家に身を隠し、その中でミアナ及びマイナと交流して、”生き残って命を繋げば勝ち、死んで消えれば負け”というフツアの価値観を知る。
そしてハルオはかつてゴジラ・アースに敗れた自分を助けて治療した真の恩人であり、想いを寄せるが故にハルオが死ぬことを恐れるマイナと結ばれる。
ギドラ召喚
しかし同じころ、メトフィエスは自身を怪しむミアナを捕らえた上で信者たちとともに神を呼び出す準備を着々と進め、遂にエクシフが神と崇める高次元怪獣「ギドラ」を降臨させる。
ギドラは信者となった生存者たちを生け贄として喰い尽くし、この宇宙の法則に囚われないが故に機械に観測されない超常的存在としてアラトラム号の近辺に出現する。
アラトラム号は時空間を歪めるギドラの前に何が起きているか理解できないまま撃沈され、ギドラは地上に出現し迎撃に現れたゴジラ・アースをも圧倒する。
ギドラは別次元の存在で、ゴジラの攻撃や光線も当たりませんでした。
しかしギドラの噛み付き攻撃はゴジラにダメージを与えます。
メトフィエスの目的
マーティン博士の解説によると、ギドラ本体は別の次元に存在し、何者かの観測によりこちらの次元のゴジラへ一方的に攻撃していることがわかります。
ギドラの力を目の当たりにしたハルオは、エクシフの真の目的を知るためにメトフィエスと対峙する。
メトフィエスは「文明の果てに実る果実こそがゴジラだ。我々エクシフは幾多の宇宙でそのサイクルを見届けて来た。そして最後にその果実を食らうものが我らの神”ギドラ”だ。」と話します。
エクシフたちは昔、自分を自ら供物とかしてギドラに捧げました。そしてその”祝福”を宇宙に広げるために、一握りの神官が残された、と告白するメトフィエス。
「終焉を讃えよ。それに勝る祝福はない。」とハルオを説得しようとするメトフィエス。
メトフィエスのテレパシーにより、”祝福”を受け入れるようハルオは精神攻撃を受けます。
マーティン博士からギドラの観測者があることを精神世界で聞き、最後はマイアがハルオの精神世界にモスラを召喚して助けます。
ギドラ敗北
ハルオは「お前だったのか。諦めれば全てが嘘になる。救いなどなくていい。この命が小さくても、死んでいったものが信じていたものを裏切るくらいなら俺は!」とギドラの観測者であるメトフィエスの右目を潰します。
ゴジラに圧倒していたギドラですが、別次元であった境がなくなったのかギドラはゴジラの攻撃に対してダメージを負います。
ギドラはゴジラの攻撃によって消滅します。
ゴジラと共存
ギドラは消えたもののゴジラは健在。
生き残った地球人たちはフツアの民と共同生活を始めます。
そんな中マーティン博士がユウコの体からナノマシンの解析に成功します。
ハルオは「文明を復活させるとギドラが来てしまう。」と考え、ユウコを連れてバルチャーに乗り込みゴジラに特攻を仕掛けます。
ハルオがゴジラの光線を浴びながら自滅。
エンドロール
XAI「live and die」/ 映画『GODZILLA 星を喰う者』主題歌
エンドロール後
ハルオとマイアの子どもたちが祭りをしている様子。
スポンサーリンク
GODZILLA 星を喰う者 感想
ゲマトロン演算によって消滅しかない未来を予測したエクシフ人など、さまざまなキャラクターが大きな力によって動かされれていた、という展開。
最後はハルオが昏睡状態のユウコと一緒に自滅。
ユウコも道連れになったのはナノメタルの処分のためでもあるのかな。
結局、救いのない話でしたね。
文明が発達し過ぎるとギドラに破壊される、といったメッセージ?
期待していたモスラは精神世界でのシルエットでの登場のみでした。ちょっと期待はずれ。
高次元で守られていたギドラもメトフィエスの目を潰した途端、ゴジラのパンチ一発で消滅は弱過ぎる。
ちょっと冷めたな。
それにギドラ召喚の条件も良く分からない。なんでもっと早く召喚しないの?
文明が発達して、信者を集めるのが条件なのでしょうか。
写真は入場者プレゼントの【東宝特撮コレクションカード アニメゴジラエディション】のカードです。
GODZILLA 怪獣惑星(アニゴジ) アニメ映画ネタバレ・感想はこちら
GODZILLA 決戦機動増殖都市(アニゴジ2) アニメ映画ネタバレ・感想はこちら
twitterまとめ
いいなと思うツイートをピックアップしました。
入場者プレゼントの【東宝特撮コレクションカード アニメゴジラエディション】は数量限定のため、お早めにゲットしてみてください❗
どちらのパックがもらえるかはランダムになっています‼️#アニゴジ pic.twitter.com/709uCBvASB
— 映画『GODZILLA 星を喰う者』 (@GODZILLA_ANIME) 2018年11月9日
アニゴジ、失敗言うてる感想多いけど、怪獣プロレスをメインにしないこと前提で監督もゴジラ知らない人を呼んで作ったんだから、こんなもんじゃないの?
むしろ良く出来たSFアニメだったよ、あたしゃ好きだ!!
上手くゴジラとかの怪獣を使ってSFを魅せてくれた。良き虚淵作品じゃないかなぁ。— 卯月@色んな舞台に命狙われてる。 (@zasshuduki) 2018年11月10日
タイムラインのアニゴジ観た
感想から察するオタクの反応 pic.twitter.com/SDFTJ410FX— ベニチオ雷電ロマノフ⚡️ (@TKRD0907) 2018年11月10日
そういやアニゴジ第三部観に行ったので感想。
・開 幕 頭 マ ク ギ リ ス
・綺麗で頭がキレる杉田とかいう違和感
・ざーさんとかいう生体ユニット
・エッッッッッッッ!!!からのエッッッッッッッ!!!
・最高の厨二展開。いやマジで震える、ニトプラやなーって感じ。
(続く)— 安珍P (@pessan9434) 2018年11月9日
アニゴジの感想ですが、
フツア族「はい勝ち~~~~(エクシフのゲマトロン演算ごときでは、フツア族のすべすべ鱗粉褐色肌銀髪ロリのエッチさを計算出来ないため)」
でした。みんな観て。
— さしみ羊羹 (@Lospass11037) 2018年11月10日
アニゴジ見て帰宅
思ったほど酷くはなかったけど、感想を求められるとちょっと困るかも。評価が低い理由はなんとなく分かりました。
— るーしー (@lucy533) 2018年11月18日
アニゴジは全体通してゴジラを背景に据えた上でハルオの人生を描いた物語だから、大画面いっぱいに暴れるゴジラを求めてアニゴジを見ると物凄い肩透かしをくらうこと請け合い……といった感想。
批判のつもりではなく述べるけど、ゴジラ含め怪獣はほんとに背景。舞台の一部。主人公はハルオです。— あめふり (@mipon_oo) 2018年11月10日
なんかアニゴジって検索すると失敗とか爆死とか出るのね。そう思うのもわかる気はする。モスラがらみの扱いの悪さはなんとかならんかと思ったし。最後の儀式シーンとか話の流れ上分かるけどあのキャラを置くのはなんかモヤモヤする。 pic.twitter.com/zQo3WaVzm1
— 商事(ポンコツ社会人) (@tom_the_loser) 2018年11月15日
アニゴジが歴史的爆死🤯
そらそうよ…。SFとして、とか虚淵らしい、とかは言い訳にならんって事です。
求められるものを“作れなかった”責任は重い😡
ただハリウッドゴジラが半年後に控えてる事は幸運だった。
皆すぐ忘れてくれるよ…。
てかもう忘れているよ…😨#GODZILLA星を喰う者 #アニゴジ— キャットイーターT (@peichan9696) 2018年11月14日
アニゴジ面白かった。twitterでは批判されてるみたいだけど、ある種絶対的で抗えない現象としての怪獣の描写は迫力あったし、科学的合理性の塊であるビルサルドと信仰の徒であるエクシフの間で揺れる人間という構図もいい。ただ、あの結末に納得感を与えるには色々足りていなかったかも #アニゴジ
— crosis@mtg (@yptatsu) 2018年11月14日
前日談小説
Submit your review | |
Netflixで本日3視聴しました。
正直な感想として3に関しては駆け足で、全体としてのストーリー構成を見誤っていたのではないかと感じる部分があります。
個人的には楽しめましたが、物足りなさも正直かなり大きい。
後、理論物理学や宇宙物理学を少しでも頭で理解していないと把握出来ないストーリーだと思う。
ゴジラの作品を求めている層にはマッチしていないのは間違いない。
近年提案型のサービスが増えてきているが、大枠として捕らえての提案をして欲しいと感じる。
ちなみに3のギドラに関しては、人間原理の理論を取り入れているから分かりづらくなっているのだと思います。
作中で「別の宇宙からの干渉、物理的な~」というセリフがあった為、別の宇宙の存在であるギドラをこちら側の宇宙で認識、体現させる為に、今生き残っているこちら側の宇宙の人類の大多数による認識が必要であった。そして元々の最後の知覚者であったメトフィエスの知覚を奪う事で、ギドラという存在が別宇宙の知覚存在から現状こちら側で知覚されている人間、用は体現している宇宙の物理に理論的に拘束され、倒された。という事ではないでしょうか。
個人的にはもうちょっとギドラとしっかり戦って欲しかった。
前日談の小説は面白いと評判のようなので、読んでみたいと思います。